3年美術領域 卒業制作

「絵画」「彫刻立体」「デザイン」より分野を選択し、高校最後の作品として制作しました。

美術工芸表現コース

3年美術領域(絵画) 大前 拓海

「 望まない進化 」

この作品は、人間が自然のものを使い、本来生まれるはずもなかったものができたことによって、

自然のあるべき姿がそれらによって奪われ、その過ちが人間にも向いている・・・ということに、

人間は気づいていない状況をテーマにしました。

broken image

美術工芸表現コース

3年美術領域(デザイン) 加藤 夏蓮

「 たばこの灰を落とした缶コーヒーを飲んでいる先輩を見かけた 」

偶然、見かけた先輩の行動を皮切りに、彼が気付かないフリをしてきた「限界」に気づいてしまう。

そこで彼は、今まで抱いていた「静かな怒り」を左手の付箋に書き出して、自身を社会の不条理から解放する、新しい一歩を踏み出すことを決めるのであった。

broken image

美術工芸表現コース

3年美術領域(彫刻立体) 神谷 和

「 朱に交われば紅くなる 」

この作品のキリンは、私自身を表しています。

ピンクには、「無条件の愛と気遣い」「優しさ」などの意味があるそうです。

「朱に交われば赤くなる」ということわざには、朱色が入り混じれば赤味を帯びるように、人は付き合う人の良し悪しによって善悪どちらにも感化される・・・という意味がありますが、私が愛と優しさを持って相手に接すれば、全員が優しい人になれるのではと思い、作りました。

broken image
broken image
broken image

美術工芸表現コース

3年美術領域(立体デザイン) 橙 侍槻

「 万年カレンダー 」

ポップアートに憧れて変身したおっさんを、万年カレンダーにしました。

とにかく可笑しくて、派手で面白いものを目指して、夜遅くまで作りました。

世界でコロナが流行っていて、ネガティブな気分になってしまう中、この作品をガチャガチャ回して、毎日笑ってくれたら幸いです。

broken image
broken image
broken image
broken image

美術工芸表現コース

3年美術領域(デザイン) 田中 咲希

「 RAINYDAY 」

この作品は、『雨』をイメージしてキャラクターを描きました。

このキャラクターを考えた時期は、6月の梅雨時です。

大体の人が雨を「ジメジメして嫌い」とか「暗くて気分がのらない」など、世間では雨を嫌っている人が多く見られます。

けれど、私は雨がとても幻想的で、雨の日でも楽しめる事や気分も少し上がることがあると思いました。

だから、雨嫌いな人や世間にも、もっと『雨』というものを好きになってほしいと思って、このキャラクターを描こうと思いました。

broken image

美術工芸表現コース

3年美術領域(彫刻立体) 司城 裕大

「 未知の「魅」 」

何かを「やってみたい!」「もっと深く知りたい!」と思ったことはありませんか。

それは人間が、探求心など知的活動の根源的な心である『好奇心』を持っているからだと言われています。

今回はその好奇心をコンセプトにした作品を作りました。

好奇心は人生を楽しく、そして豊かにしてくれると思います。

作品は、台に手をつき「なんだろう。」と何かを覗き込んでいる場面を塑像しました。

視線の先にある、周囲の空間をも作品の一部として捉え、近づいたり遠くから見たり、あらゆる方向から見ることで、色々な想像が膨らむと思います。

好奇心旺盛な自分が『好奇心』を尽くして作りました。

broken image
broken image
broken image

美術工芸表現コース

3年美術領域(絵画) 津田 涼葉

「 鉄格子のゆりかご 」

この作品のテーマは、「パピーミル」です。

この作品では、産めども、産めども、子を人間に

(攫われ、逃げられもせず、劣悪な場所に引き留められて一生を終える、母犬の嘆きと祈りを描きました。

ブリーダーは、母犬を「子を生産する機械」であり、製品である子犬を産めなくなれば用無しであるとし、皮膚病や感染症に罹患していたとしても放置し、餌も水も与えません。

動物愛護団体が摘発していても、ペットショップに生きた動物が並ぶ限り、パピーミルは無くならないのが現状だと考えました。

この作品は、生を受けて命を享受できない母犬の祈りであると共に、パピーミル根絶を願う私の祈りでもあるのです。

※パピーミルとは子犬工場を意味し、犬などの愛玩動物を営利目的で、安く大量生産する悪質なブリーダーのことを指す。

broken image

美術工芸表現コース

3年美術領域(絵画) 堤 海斗

「 漣の輝く夕暮れ 」

夕暮れどきの海を描きました。

3年前、三重県に訪れた際に撮影した、写真を元に制作を進めました。

画面にのせる絵具の量やタッチが、同じ調子にならないように気を遣いながら作業しました。

描き込んでいく中で太陽のグラデーションや、海の画面の上と下で明るさが違う箇所を表現するのが難しく感じました。

全体的に明るめの色を使い、やさしい雰囲気に仕上がった作品です。

broken image

美術工芸表現コース

3年美術領域(絵画) 中澤 唯

「 ガラス越しの視界 」

自分と周りのものの見え方や感じ方、「当たり前」とか「当然」とか、そういったものの違いに悩み、これを描きました。

周りにあるものは普通だけど、ガラスに映りこんでいる、私の視界はそれが違って見える・・・そんな感じです。

でも果たして、この悩みは本当のものなのか。

周りと本当に違うのか・・・。

broken image

美術工芸表現コース

「 炎色反応 」

炎色反応の炎の色と、同じ色の食べ物や飲み物を組み合わせることによって関連性を持たせ、暗記しやすい文章を考えました。

語呂よく、リズム感のある文章を考えるのに苦労しました。

化学の学習ポスターとして役に立ちたいです。

broken image

美術工芸表現コース

美術領域(デザイン) 

「 ハピラビタイム 」

天然で変わり者のヨーセーさんとビビりで大胆なウサコのほのぼの日常日記です。

小さい子から大人まで、幅広く読んで欲しいです。

broken image
broken image
broken image
broken image

美術工芸表現コース

3年美術領域(絵画) 水江 楓佳

「 黯然 」

この絵画は、日々私が体験してきた感情を表したものです。

私は、自分自身の承認欲求が満たされないとき、自分の胸を握りつぶしたくなるような感情に見舞われます。

吐き気が止まらなかったり、気持ち悪くなったり・・・。

そんな感情を絵に描き表したくて、自分自身の感情をテーマに描きました。

※黯然(あんぜん)とは、心情が悲しみなどで気落ちしている様子などを指す表現。

broken image

美術工芸表現コース

美術領域(デザイン)

「 訪れなかった夏 ~2020~ 」

この作品のコンセプトは、「今年は無かった(訪れなかった)夏」です。

2020年は自粛生活が続き、学生生活の中で一番の楽しみである、夏休みを楽しめませんでした。

悔しい気持ちも混ぜながら、来年はきっと楽しい夏が来る、そんな願いを込めて描きました。

broken image